2020年09月
かまくら巡礼古道(杉本観音~旧華頂宮邸)
宮川の橋巡り(第1報)
瀬戸神社前にある、100mほどの突堤
琵琶島弁財天の社殿
振り返って朱の橋から瀬戸神社を拝す
瀬戸橋上から見える新瀬戸橋と、その右に姫小島跡の森
姫小島跡
姫小島水門跡
無名橋
大川人道橋(おおかわじんどうきょう)
大川人道橋の階段途中から見える下流
大川人道橋の上から京急線鉄路と権現山・御伊勢山を望む
左岸から谷津川が合流
大川橋
宮川の橋巡り(第1報)
金沢区にはあまり長い川はありません。
侍従川の次は全長約3㎞の宮川です。
この川も河口は平潟湾にそそいでいます。
川上には支流があり、源流の特定が難しいので、
河口から逆に遡る事にしました。
9月21日、漸く暑さが和らいだので、
平潟湾奥のパワースポット瀬戸神社の、
琵琶島弁財天からスタートしました。
神社前にある、100mほどの突堤の先の、
朱の橋を渡ると、琵琶の形に似た島に、
琵琶島弁財天の社殿があります。
干潟には蟹がいました。
国道16号を横浜方面へ進むと、三叉路があり、
右折してすぐ宮川に架かる瀬戸橋を渡ります。
金沢八景の内「瀬戸の秋月」はこのあたりで、
近くに伊藤博文の「憲法草創の碑」があります。
川の左岸を遡ると国道16号が跨ぐ新瀬戸橋があり、
脇の姫小島跡は侍従川にまつわる、照手姫伝承の地です。
ここには姫小島水門跡もあり、金沢入江新田開発の折、
永島家六代目段右衛門が建造した、
満潮では水門が閉じ、引き潮には開いて、
宮川の水が流れ出る仕掛けの堰あとです。
図書館の前で、国道16号を渡ると、秋月橋です。
右岸に渡り、マンション群の脇の遊歩道を行きます。
ピラカンサスの実がいっぱいでした。
無名橋を過ぎると、京急線車庫で行き止まりとなり、
京浜急行専用橋で左岸へ渡って、
(おおかわじんどうきょう)と書かれた、
川と鉄路を一気に跨ぐ、高い跨線橋へ上ります。
ここでは鉄路も川を越えるので、橋桁は高いです。
下流を見ると、渡って来た橋が一望できます。
金沢八景方面には権現山・御伊勢山が遠望できます。
金沢文庫を目前にして、左岸から谷津川が合流しています。
この支流は大部分が暗渠ですが、いずれ探訪しましょう。
河口からここ迄は大川と呼ばれ、大川橋があります。
かつては大川堤に桜並木があり、お花見をしたと言う。
槇が実を付けて居ました。今回はここ迄とします。
以下は今回辿った橋の一覧です。
①瀬戸橋(昭和63年3月竣功)
②新瀬戸橋
③秋月橋(昭和59年5月竣功)
④無名橋
⑤京浜急行専用橋
⑥大川人道橋(おおかわじんどうきょう)
⑦大川橋(平成10年3月竣工)
山路歩き「かまくら巡礼古道」の下見
侍従川の橋巡り最終回(第5報)
六浦橋
京急本線
①京急本線鉄橋
②内川橋
③雪見橋
遊歩道が河口迄続く
関東学院の学舎
金沢八景の「内川暮雪」広重画
室の木公園のジープ山頂上
野島、夏島を望む
室の木公園のジープ山矢倉
侍従川の橋巡りの第5報です。
9月2日、少し暑さが和らいだので、
侍従川の橋巡り最終回に行って来ました。
県道23号(環状R4)の始点、六浦橋交差点から、
国道16号線を横須賀方面に向かうとすぐに、
六浦川を跨ぐ六浦橋があります。
河口は平潟湾で、上流は六浦橋のすぐ上で、
京急本線の下で暗渠となっております。
橋名を記す板は損失していますが、
大正十五年十月竣工の銘盤が残っていました。
六浦橋とこれから行く侍従川に架かる内川橋が出来、
横須賀街道は諏訪之橋までの迂回が無くなりました。
現在の内川橋は立派で、上流に京急本線の鉄橋が望めます。
侍従川を下流に向かって右岸を行くとすぐ、
「雪見橋」があり、併設されている、立派な人道橋を渡ると、
Y町との間に綺麗な遊歩道が河口迄続きます。
橋の名は金沢八景の「内川暮雪」に因んだのでしょう。
対岸には関東学院の学舎が延々と並び、
侍従川が平潟湾にそそぐ間際に架かるのが、
橋巡り最後の「平潟橋」です。
丁度秋の大潮で、平潟湾の干潟には、
貝を掘る人、餌を取る白鷺、などが見られました。
なお「平潟橋」を対岸へ渡ると、室の木公園です。
学園地区を含め、広大な縄文遺跡があった所で、
今でもジープ山と称する、岩の丘が保存されています。
見晴らしの良い場所で、野島、夏島が見えます。
岩の表面にはおびただしく貝化石が張り付いており、
崖には中世の矢倉が残っています。
金沢八景の一つ「野島夕照」の、夕照橋と、
シーサイド・ラインはおまけです。
以上で侍従川の橋巡りは終了いたします。
以下は今回順次掲載している橋の名一覧です。
①京急本線鉄橋
②内川橋(平成19年1月竣工)(+六浦橋)
③雪見橋(昭和40年3月竣工)
④雪見人道橋
⑤平潟橋